民進党・蓮舫代表が辞意を表明。民進党議員の様々な反応【まとめ】
「民進党の代表を引く決断をした。先ほど開いた臨時の執行役員会で(辞任が)了承された」と蓮舫代表は報告。
その上で
「25日に両院議員懇談会が開かれた。都議選の総括並びに野田幹事長の重い決断を伝え、議員の皆さんの率直な思いに耳を傾けた。そして昨日1日どうすれば遠心力を求心力に変えることができるのか熟考させていただいた。その時に考えたのは人事ではなく、自分自身をもう一度見つめなおさなければいけないと思った」
「攻めの部分ではしっかりと行政監視をしてきた。今の安倍内閣のお友達を見ているかのような政治を、えこひいきや不平等、行政がゆがめられたとか途中経過が見えない政治は絶対許してはいけない。ただ一方で、受けの部分に私は力を十分に出せなかった」
「いったん引いて、より強い受け皿になる民進党を新たな執行部に率いてもらう。これが最善の策だ。民進党のためでも私のためでもない。国家の民主主義のために、選択肢として2大政党制の民進党を作り直すことが国民のためになる」
と辞任する決断をした理由を述べた。
民進党議員・候補者の反応
野田さんが都議選の責任を取って幹事長を辞め、両院議員懇談会では前向きに進める意見が多く示され、先日の集中審議でも持ち味の切れ味鋭い質疑を展開した蓮舫さん。「若手を思い切って登用した清新な人事で体制を立て直していけばよい」と慰留しましたが、彼女の意志はすでに固まっていました。— 小川敏夫 (@OgawaToshioMP) 2017年7月27日
蓮舫さんから「事後になりましたが」と代表辞任の電話をいただきました。お疲れ様でした。「すべて」はこれからです。 pic.twitter.com/hgRwr5PWr5
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2017年7月27日
非常に複雑な思い。午後の会見を注視したい。
— 吉田はるみ (@YoshidaHarumi) 2017年7月27日
民進:蓮舫代表、辞任の意向 都議選敗北で引責か - 毎日新聞 https://t.co/vtvNy3MHgN
代表会見を見ました。辞任、本当に残念です。女性であり、台湾ルーツの代表は、まさにわが党が掲げる多様性、多文化共生の象徴です。私も、蓮舫だから民進党から闘いたいと思いました。民進党が掲げる理念が後退しないよう、私はこれからも頑張りたいと思います。代表の重責、本当にお疲れ様でした。
— かん英紀【公式】Hideki Kan (@kanhideki) 2017年7月27日
辞任に寄せて
私は、今回の辞任はとても残念である。
なぜこのタイミングなのだろう、という思いもある。様々な対応が後手後手に回った印象は拭えないし、今後の党運営にも決していい影響は与えないだろう。
何より、このタイミングで「蓮舫降ろし」が起きたことこそ、民主党から引き続き残る悪弊であるのではないか。
一致結束すべきときにまとまれない、悪い体質が全面に出てしまった。
岡田執行部〰蓮舫執行部は、個々の選挙では共産党との選挙協力もあり、当初予想より善戦しているものの長期的な低落傾向に歯止めがかかっていない。
蓮舫代表はいろいろとご苦労をされたのだろうと思う。台湾姓を用いながら、国籍の件などで攻撃されるのは心労もあったと想像する。
まだ政治家として老け込む年ではない。捲土重来を期待したい。